| 林道アドベンチャーツーリング 剣山スーパー林道 |
| 2002年8月13・14日にかけていつもお馴染みのこーげん君と剣山スーパー林道に挑戦することになった。前回のデビューツーリングから間もないが、林道の走破はかなり慣れてきた。今回13日は愛媛から徳島の下宿先に向かい、1泊して14日の早朝出発だ。 剣山スーパー林道はオフローダーの聖地でもある。全長88kmの林道は文句無く日本一だ。その聖地を求め各地から訪れるライダーは多い。比較的フラットダートが続き、初心者でもガス欠に気を付ければ走破はそれ程困難ではないだろう。 今までの経験上、トイレ休憩やその他の指示をどうやって仲間に伝えるかが問題であった。今回はその問題を解決するためにインカムを持っていくことになった。インカムは最低でも2台で2万円位するので(そんなお金がない)今回のために格安で作成してみた。100円FMラジオに発信回路を組み込んだだけのシンプルな構造にし、周波数を両機別々にすることで同時会話も可能になった。狸狩りを避けるためPPT方式にしてスイッチを押しているときのみ飛ぶようにし、電波法上あまり遠くに飛ばせないが、今回のものは40〜50m飛んだ。電源が乾電池2本であり、しかも車間もそんなに遠くないのでこれで十分。製作費は2台で2000円もあれば十分だった。しかし100円でラジオが買える時代になったこと自体が驚きだ。 14日の晩はビバーグする予定なのでキャンプ道具や水を搭載して林道を走破することになった。 |
![]() ↑今回の為に作成した格安インカム 100円ラジオを流用 |
| 8月14日 |
| 早朝6時に出発したが林道方面の道が判らなかったので、林道突入は8時過ぎとなった。昼前から雨が降る予報だったが、その位で中止するような我々ではない。どうせいつものことなので、あまり気にはしなかった。今回ビバーグするためその荷物の多さにはまいった。 |
![]() ↑14日早朝 下宿先にて |
![]() ↑木頭村にて。林道起点だ ↑荷崩れを直す我々 |
| ↑起点に来るとかなり気温が下がってきた。夏とはいえさすがに山は寒い。今回の林道は全長88kmありその内8割がダートである。もちろんガソリンスタンドなど無いので、起点の木頭村で満タン入れておくべきだ。2サイクルなら尚更だ。またタンクが小さいCRM80などは予備缶の携行が必要だろう。DT125はタンク容量10Lで燃費も良い方だが、安全を見込んで4Lの予備缶を携行した。 今回かなりの荷物なのでダートはよりきついものとなった。少しタイトなダートになると荷物が自分の方へ寄ってきたり、荷崩れを起こしやすくなった。 |
![]() ↑運がよければ雲海も望めるかな ↑徳島のヘソ にて ![]() ↑天候が悪化 疲れ気味のこーげん君 ↑走りやすいフラットダート ↑山の家で休憩 ↑剣山トンネルを越えると下りが続く |
| 木頭村から林道に入り、そのまま突き進むと193号線に出る。少し193号を南に走り(1kmくらい)さらに林道の続きが待っている。この辺りから天気が悪くなってきた。 時折下界を見下ろすことのできる場所がある。いかに自分が高度のある所に居るかがわかるはずである。運がよければ雲海も望むことができるかもしれない。 徳島のへそで朝食を取ることとなった。といっても10時を過ぎていた。 荷物満載でしかも天候が悪化したとなれば、この前林道デビューをしたこーげん君にとってはかなりハードであるはずだ。この時点で彼は疲れが見えてきた。長距離ダートは荷物は最低限の方がいい。 林道最高地点の山の家で休憩した。近くに湧き水もあり2Lのミネラルウォーター2本を携行して来た我々が馬鹿らしくなった。ここで雨がかなり強く降ってきたので雨宿りすることになった。他のライダーも続々集まってきた。ここでバハに乗った青年と知り合った。その氏は長野県(だったかな?)から一人旅をしてきたという。バイクも駆け出し始めだと言う。雨具も通学用のほんとの雨ガッパという感じでいかに駆け出したばかりであるかを物語っていた。我々も駆け出して4年くらいになるが当時のことを思い出させた。しかしこの氏のバハ、以前私が乗っていた年式のものだ。妙な近親感を覚えた。やっぱバハの方がいいな。 剣山トンネルを越えれば下りとなる。ダート走行は下りの方が難しい。増して雨がひどい上滑りやすくなっている。ここからはより慎重に走行した。こーげん君はもうすでに靴がびっちょビチョだ。専用のブーツが無ければゴム長かゴアテックスの登山靴にしたいところだ。 林道を走破すると195号線に出る。実はスーパー林道だけでは物足りない人は安芸市方面に通じる東川千本谷林道や張川林道を通るという手があり、今回そちらに向かい途中でビバーグの予定だったが、この雨ではどうしようもないので物部村に向かい、ライダーズイン奥物部を利用することにした。時間があったので先に予約しておいたが、ギリギリセーフでもう少しで泊まることができなくなるところだった。 |
![]() ↑洗車後 晩飯を取った ![]() ↑アルファー赤飯 ↑ドライフルーツ |
| ライダーズインではちょっとしたメンテや洗車も行えるのでドロドロのマシンを洗車した。また積んでいた荷物はびしょ濡れだったのでサイドバックは洗って干しておいた。 晩飯は持ってきたアルファー米の赤飯とカップ麺、そしてデザートがドライフルーツである。アルファー米はお湯を入れて20分待つだけで炊きたての飯を味わうことができる。価格は350円で少々高価だが、その価格の価値は十分にある。またドライフルーツはイチゴやバナナなどをみかん果汁のベースをフリーズドライにしたものだが宇宙食みたいだった。味はそこそこで価格も500円とちょっと高価。 |
![]() ↑花火鑑賞 ↑記念撮影 |
| 今日は偶然にも物部村の夏祭りで花火を鑑賞することができた。ここからの眺めは抜群でこれはかなりラッキーだった。しかし目の前にはすぐそこに195号が走っているので、ちょっとやかましく寝るのに支障をきたした。以前行ったライダーズイン室戸よりロケーションが若干悪いかな。 |
| 8月15日 |
| 朝6時30分にけたたましい雨の音で目を覚ました。バケツをひっくり返したような大雨だった。これでビバーグしていたらエライ目に合うところだった。どうせ今日は帰る予定で急がないので雨が収まるまでゆっくりすることにした。ライダーズインでは10時にはチェックアウトしなくてはならないのでそれまでに帰る支度を始めた。9時くらいになると晴れ間も出始めて回りのライダーも動き始めた。みんな考えることは同じなのだ。我々も9時30分にはチェックアウトした。 南国から32号線を通り愛媛に向かった。どうせ時間はあるので、大豊から439号に乗り換えて白髪山近くのかめいわに行ってみることになった。かめいわについては以前に紹介したので省略する。 |
| 結果 |
| 今回は長距離ダート・悪天候・大荷物が重なり疲労度は数倍となった。天候は読むべきだが山の天候は変わりやすく把握が難しい。それとダートを完全に楽しむには荷物は持たない方がよいだろう。トランスポーターがあれば言うことが無いがそうもいかないだろうしツーリングにならないだろう。この場合アタックする林道の近くで宿を探し荷物を最小限にしてからスタートするのが良いだろう。また思い切って日帰りにするのも1つの手かもしれない。 |