ぼくたちの卒業ツーリング

学生最後のツーリング 2004年3月16日〜20日
 もっさんと自分は学生最後のツーリングを計画した。本当はいつものメンバー3人で行きたかったのだが、いつものアレは帰省することなくそのまま大学院へ進学するという。アレはなんとも薄情なヤツだ!と舌打ちしつつも、今回は二名ということで、「ぼくらの・・」ではなく「ぼくたちの・・」という題目で掲げることにした。まあ特に深い意味はないのだが。
 今回は朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」で紹介されたパラダイスや、世間に知れ渡っている名所などを訪ねるという濃厚な旅を計画することにした。よって今回は走行距離ではなく、濃厚な旅というテーマで究極の思い出造りができればよいかと考えたのだった。今回は近畿地方に向かう。

これが当初の計画である。

3月16日火曜日 
有田のパラダイス黒潮フルーツ楽園を目指せ!
3月17日水曜日 那智の大滝を目指せ!
3月18日木曜日 伊勢神宮を目指せ!巫女さんはいるかな?
3月19日金曜日 究極の食堂「美富士食堂」を目指せ!何とか完食を

3月20日土曜日 高野山を経由し帰路へ!

近畿マップ(1/740000縮尺)
今回は紀伊半島をメインとした旅。有名な熊野古道も一部走る。

 17日以降の宿泊処は、日が暮れた時点で適当な処で泊まる。天候が悪い場合はテントによるゲリラキャンプはあきらめて、ビジネスホテルとか安く泊まれる所に転がり込む。まあこんな感じに気軽に旅に出る。時と成り行き任せのミステリーツーリングとでもしておこう。


第一日目 3月16日火曜日

ツーリング初日
 今回は混雑が予想できるルートであるため、スピードはそれほど出る必要はない。その上に走行距離も然程多くないので、自分のゲタはエイプ100、もっさんは毎度同じCBX125Fである。未知なる土地であるので、とりあえずツーリングマップルは用意しておいた。

今回はしまなみ海道は通らない
 毎度我々のツーリングと言えばバイクが原付二種であるが故に、楽しくてしかも通行料が格安なしまなみ海道を織り交ぜてきたのだが、今回はおとなしくフェリーを使うことにした。今回は1日目に和歌山に上陸するために、リスクを負ってまで無理に遠回りする必要もないし、現地までの燃料費や食費・疲労などを考えれば、南海フェリーを利用するのがベターであろう。南海フェリーは一昨日の卒業旅行とイノセンスの試写会での交通手段として利用したので、今回で3度目である。大人1730円/片道・原付(125ccまで)が930円/片道である。学割も利くので、人の運賃は多少安くなる。また徳島港では、手続きなしにバイクに乗ったままチケットを買うことができるのだが、和歌山港では、ちょっとした手続きが必要で、しかものりばが離れているので注意しよう。

 もっさんは愛媛から自分の下宿までの距離約160kmを余分に走ることになる。8時10分の便に間に合うように集合してフェリーに乗り込んだ。徳島の時点でエイプのオドメータは9243kmである。

バイクの乗客は我々のみだった。南海フェリー船内にて
和歌山に上陸し、適当なローソンで食事を取った。

いつもお馴染みゲタの紹介
 
今回のゲタと装備
 エイプの場合、これだけ積むと荷物が走っているように見える。エイプ100の場合はタンデムシートがあるおかげで、サイドバックをうまく組み合わせることで積載能力は格段に増す。タンデムシートのない50ccのエイプでは、荷台がないと困難。
 もっさんのCBX125Fは、以前の九州ツーリングで成功を得た自作のタンクバックとサイドバックで装備。サイドバックにはガステーブルを装備している。入れるものがないとバックが暴れるらしい。

 黒潮のおかげなのか、和歌山は非常に暖かい。とりあえず黒潮フルーツ楽園に向かう。国道42号を走行する。交通量は多いものの流れはよい。途中に「耐久高校」という看板を発見した。これは以前何かの本に載っていたような・・・あれは和歌山だったのかあ。

迷いつつも何とかフルーツ楽園に到着! MAP
 
黒潮フルーツ楽園 別館と本館
 ↑黒潮フルーツ楽園は有田のパラダイスとして、ナイトスクープで紹介されたことがある。以下の報告は98年9月18日放送の探偵!ナイトスクープを見て、あらかじめ予習されることをおすすめします。(フルーツ楽園施設は放送を見たことがあることを前提に紹介しています。)これは行かなあかんなあ〜と思いつつ放送から約6年後の現在、ぼくらの足は今回にしてようやく此処に踏み入れたというわけだ。宿泊は今の時期なら一泊二日(二食付)8000円だ。またフルーツ楽園の公式HPはこちら
 
紀伊水道を望む素晴らしい立地 景色は最高だ

 
バイクも近くまで乗り入れOK
 ↑台風が直撃することが多いらしく、所々傷んでいるものの、泊まる分には全く問題はない。

 
まず受け付けを済ませて、荷物を部屋に放り込もう!
 ↑さすがフルーツ楽園というだけあって、各部屋の名前は柑橘系の果物の名前になっている。我々が泊まった部屋は三宝柑である。部屋の作りは昭和の旅館という感じである。部屋には名物の柑橘系の果物とお茶が用意されている。
←この大胆さもパラダイス! パラダイスには常識は通用しない。

←〜今注目の菓子のウエハス〜もそのまま健在

まず、風呂に入ろっと
 
名物の海眺天体風呂
海眺天体風呂はフルーツ楽園の名物の一つである。眺めは最高としか言いようがない。その反面シャワー装置はないというスパルタ式のお風呂でもある。また、この風呂にはある秘密が隠されている。ナイトスクープの放送を見た方はご存知だろう。
 バスタオル・ヒゲソリ・シャンプーなどは各自が持参すること。ボディソープは備え付けられている。

伝説のガマ女神!?を拝みに行こっと
 
ジェットコースターよりも怖い果樹園へ通じる小道にそれは存在する

 
伝説のガマ女神
↑海眺天体風呂の下をくくりぬければ、そこはジェットコースターよりも怖い果樹園が・・・。そしてその途中にガマ女神が祀られている。さすがに6年も経てば、傷み具合が増すものである。鳥居のガマ女神の書は台風で飛んでいったらしい。
ガマ女神の由来 ドイさんが作った伝説らしいのだが・・・
「昔浜辺に老漁師夫婦がすんでいた毎日海も畑も荒れ収穫もさっぱりおまけに老婆が大病を患っていたある嵐の夜のこと大変美しい娘がやってきて玄関で泣いていたその娘は足に大怪我をしていた老夫はワラジをはかせ傷の手当をしてやった老夫は毎日の嵐で喰べ物もなく老婆も大病で苦しんでいることを話した。すると娘はガマンしなさいと言って山の奥に消えていった。明朝老夫はあまり不思議に思ってここまでやってくると、ほら穴があり中で傷ついたガマ蛙が痛みを我慢しながら眠っていた。老夫はたいそうあわれんでこの穴に向かってガマンしろガマンしろと言って、一文銭を二文投げ入れた。するとどうでしょう今まで嵐あった海も畑も静かになって日本晴れに変わりおもわぬ稔りをみることができた。老婆の病気もよくなりその後村の人達もだれ言うことなくこの穴をガマ穴福穴と呼ぶようになり悩みや願いごとをかなへてもらったといわれます。現在ここにガマ女神が祀られています。」という内容が書かれている。〜作者がはっきりしている伝説も珍しい〜とは小枝探偵の言葉。

テスコーがテコーに

↑放送された時はテスコーで、今回来たらテコーになっていた。さあっ失われた3枚の看板の文字を当ててみよう。当てても何も出ないが。


この後此処のご主人の紹介で、白崎海岸へ行ってみた。親切に地図と自慢のみかんを持たせてくれた。MAP
 
白崎海洋公園にて
↑白崎海岸は渚100選のうちの一つらしい。ここら全てが石灰岩らしい。

 この後旅館に戻る途中で給油を行った。オドメータは9338kmで2.74L入った。ここでどうもエイプのメーターがおかしいことに気づき始めた。このことはまた後ほど。

フルーツ楽園に戻ったら・・・
 
広ーい大食堂大広間で我々のみの食事
↑戻った時間は5時を過ぎた頃で、来た時と同様我々以外客の乗り物は見当たらない。て言うことは今日の客は我々のみなのか!?貸切やん!
 食事も大広間に用意されているのだが、広い部屋にポツンと我々のみなので、ある意味不気味とも言えよう。夕食は海鮮魚介類のウドンすきか、石焼き肉のどちらかが選べる。今回は後者を選択した。宿泊しない方はいずれも2800円らしい。今回は我々のみということで特別にウドンもサービスしてくれた。やったあ!

 食後は海眺天体風呂に入りにいった。これで今日2度目である。海に沈む夕日を拝みながら風呂・・・なんて最高やんと思っていたら、曇り空だった。ちょいと残念。
 
海眺天体風呂に通じる長〜い階段廊下        ヘタに座ると首を折られるアンマ椅子
↑海眺天体風呂に行くには、この廊下を通るしかない。不気味なくらいに長く幅が狭いので、距離がより長く感じられる。画像をクリックすると動画が見られます。出演:自分(DivXコーデックが必要です。)
 風呂場の入り口にあるアンマ椅子は、昔ながらの作りでフールプルーフやフェイルセーフも施されていないスパルタ式だ。整体師を志すもっさんに言わせれば、今のマッサージチェアなんかと違って、もみやヒネリに腰があるという。ただし設計が大人の男向けに設計されているらしく、子供とかが下手に座ると首を挟まれたり、腕を挟まれたりすることがあったらしい。怖いなあ。それでスパルタ式というわけ。使う人がしっかりしていれば事故なんか起こらないものである。これもクリックすると動画が見られます。出演:もっさん(DivXコーデックが必要です。)
 動画は終了しました。
もっさんはサッカー観戦、自分は先に寝よっと

100円テレビでサッカー観戦するもっさん
↑部屋には有料テレビがあり、100円で60分映る。もっさんはサッカー観戦して、自分は早めに寝る。この後もう一度風呂に入りに行ったので、今日来てからこれで3度目かな。
 風呂はボイラーで沸かしているのだが、昼間から夜寝るまでフル稼働している。とりあえず一日何度でも入浴できるらしいが、今日は我々のみなので、どう考えても赤字だろう。ほんとうに8000円で大丈夫なのか?
 どうもツーリング中我々が選ぶ施設は、ほとんど人がいない場合が多い気がするが、今の時期なうえに火曜日の平日なのでこんなモンだろう。他の客に気兼ねすることなく利用できるのは最高である。今日なんか完全に貸切状態やん。ヤッパり時期外れの平日を狙いたいなあ。というわけで今日は暮れていったのであります。


二日目 3月17日へ続く

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