ぼくらの最終24H耐久ツーリング

The SHIKOKU 1000 ツールドお四国 2006年11月4日

「えれきてる」最終報告 原付二種ツーリング総決算!!
注意:ヘベレケ状態で書いてある部分があり、過激な表現や文章に乱れがある場合があります。


前置
 2003年12月20日に行った前回を最後に封印していた禁断の四国24H耐久ツーリング。当時は主要国道のみにしぼったため、800km台というまたまた後口の悪い結果となった。丁度今の時期去年2005年に再挑戦したものの、大雪という四国ではあまり例がない悪天候と、交通の流れの悪さから判断してあえてリタイヤ。


 今年は3年ぶりという久々の耐久ツーリングである。念入りな走行計画と準備のもと、今度こそ24H以内四国一周完走は無論さらに1000km/24Hオーバーを目指す。仮眠は一切行わず、素食事で済ませ燃料補給やトイレ以外の休憩すらない、とにかく走るだけの過酷なツーリングとなる。

 年や状況、周囲の環境やらを考えれば今回が最後となるであろう1000kmを超える24H耐久ツーリング。原付二種と乗り手の限界を極めたとにかく走るだけの弾丸ツーリング(爆)である。

基本ルール 
トラブルや事故などは自ら起こさないことに努め、安全重視の下自己責任で行うこと。

原付二種耐久ツーリング ルール(
Pink’sさんのHPより)
◎125ccまでの原付二種であること。
◎24時間以内とする。
◎500km以上を耐久ツーリングとする。

これに
ぼくらの24H耐久ツーリングThe SHIKOKU 1000 ツールドお四国のローカルルール
◎四国内で1000kmオーバーを目指すこと。
◎四国三大岬(バイクで入れる範囲のみ)をまわり、写真を撮ること。
◎原付二種のミッション車であること。
◎さらに余力があれば、極めて発狂しそうになる8の字ルート一周でも可
が加わります。


2006年11月4日午前0時出発予定 時計回りに走行開始 愛媛→香川→徳島→高知→愛媛ちゅー風に。

装備 秋とはいえ真冬の装備で対抗する。さすがにカイロまでは必要なかったけれど。去年入れ替えた装備が、これまでよりもよくなったからか?
 DT125R
真冬の装備で挑む。デュアルのバハライトは圧倒的な光量を誇る。


もっさん 東予市出発22時
 23時42分出発 33921km
時刻23:45 三島合流出発 (自分の開始時間)

ゴヅラ氏が応援に駆けつけてくれました。が、来る途中一騒動あったそうな。なんせゴヅラ氏の単車がXR650だったもんで。自分もこの前大型を取ったので、出発前に少し乗らしてもらいました。

現時0:35 香川 仁尾 つたじま荘にて。前にある港はいろいろ雑魚が釣れるぞ。仁尾はかつてサンシャインランドがあったトコだ。覚えてるかな。


 夜間0時〜早朝6時の間にできるだけ距離を稼ぐ。またこの時間内に渋滞が予測できる高松市内や徳島市内をすんなり通過してしまうという作戦。

 さぬき浜街道をそこそこダッシュ。無事宇多津ビブレの前を通過しゴールドタワーも見える。深夜だけれど信号機は不眠症みたいだね。黄色くまばたくガチャピンモードの信号機もなかにはあったけれど。

 坂出も難なく通過 20円払って有料ドーロを通る。今となっては四国でも数少ない原付二種が通れる有料ドーロである。ここはよくK札が張っているようなので、スロットルは抑えるが安全が確認できたら無意識にフルスロットル。料金所は高松側にある。夜はライト光量もあるがゆえに、DT125RとCBRは原付なんだと言ってもなかなか信用しないのでちと困る。

 高松に入ったらものすごい数のK札の団体さんが反対車線を張っている。市内はスロットルを抑えた方が無難。

 高松を抜け引田辺りから殆どクルマが走っていなかった。時間が時間なもんで当然か。


時刻1:40 最初のピットイン この時期にしては恐ろしく安いリッター119円。品質は悪く感じないが、圧縮の低い2STなんで燃料の品質なんか二の次だ。


あっと言う間に鳴門 この手の寄り場である鳴門スカイラインを通り、記念公園で2分ほど休憩写真撮影
←暗いので背景なんて全くわかりません(爆)

食事

↑最初の素食事を取る。丁度小鳴門大橋を降りた辺りで軽く済ませる。


 徳島市内は信号が多いため止まりどまりになる。しかし市内前後は片側3車線以上かつフル60km/hの制限のため走りやすい。


 2STのDTの場合、タンク容量から徳島で給油するかどうが迷う微妙な距離である。阿南辺りで入れようと考えたのが大きな落とし穴だった・・・
 徳島市内以降24Hのスタンドが全く無いのである。さらに進み海南町辺りでも皆無。丁度のなみのお好み焼きやさんがある辺りで、リザーブコックに切り替える。現在4時半くらいである。
 
 海南以降室戸岬くらいまでなんか単位時間あたりの距離を稼ぐには最高のステージ(自分らの間では四国の中で最も快速に流せる場所)であるにもかかわらず、燃料のセーブのためフルスロットルにできないのが悔しい。とはいえ70〜80kは出ている。


現時6:00 室戸岬到着 四国三大岬の一つをクリヤだ。 時間は丁度6時である。ここまでは予定どうりで夜間に結構距離を稼げた。もう既に香川と徳島の2県はクリヤしている。だが距離的に見てまだ1/3も走っていないのだ。


 ただこの時点で
燃料はもう底を尽きかけである。もっさんのCBRは負圧コックのため、簡単にタンクの燃料を分けてもらうわけにはいかない。ちなみにもっさんのCBRはタンク容量こそ10LとDTと同じであるが、リッター40km/L以上とDTの2倍近くいく。やっぱこういう時は4STは強い。
 もし燃料が切れたときはDTを置いてもっさんのCBRにニケツか、もっさんに燃料の買出しに行ってもらうか、もしくは近くのスタンドが開店するまで粘るかの選択肢を迫られる。一応500mLの予備缶は保険として持ってきていたが。

 まあとりあえず完全に空になるまで走ろうと。安芸市に向かえばなんとかなるであろうと。もう6時を回ったしね。

 丁度夜明け
 ↑地獄に仏とはこのことで、明かりこそ点いていなかったが、たった今開けていた地方的なスタンドを発見。岬から1kmも走らないうちに無事ピットインできた。2回目のピットインだ。

現時7:30 安全を見込んで早めの給油を心がける。南国で給油。自分らも素朝食を取る。


 このまま
高知市内を抜けるには、時間的に相当ロスすることが予測できる。土曜日とはいえ通勤ラッシュの時間帯である。通勤ラッシュでなくとも昼間は物凄く渋滞するのだ。
 朝の時間的に14号線だと浦戸大橋(ちと前は有料だった・・・)〜桂浜あたりが渋滞すると予測。14号は地元民が市内迂回のために多用していると予測。14号による海岸迂回は地図上では大して距離を稼げないため、横浪スカイライン方面は避けるものとしていた(ワインディングの攻め場であるため、結構疲れる)。だがそれは深夜での想定。現在朝8時であり市内の混雑や信号の多さなど精神ストレスを考えれば断然有利と判断し、市内は避け14号の海岸線で迂回するコースへ変更。


 ↑横浪スカイラインは相当空いておりました。

8:50 道の駅 須崎にて
 
 須崎道の駅でトイレ休憩 34362km(441km) まだ9時前やし15時間も残ってるので楽勝か?

 中村を通過し、ジュース休憩

 なんとなしに休憩回数が増してきた気がする。

現時11:50 足摺岬到着
34487km(566km)

 ジャスト12時間走行して、何とか予定どうりに足摺岬に到着。しかし此処からが恐ろしく長く感じる。疲れも増してくれば、絶対避けられない渋滞ゾーン(宇和島辺り)もあるからである。焦りのない安全走行や体力の余裕を見込めばこの時点で半分の時間は残しておきたいところ。時計回りで三島出発とすれば、足摺岬に到着するまでの所要時間は24時間中の半分以内に抑えたいところだ。

 さすがは四国最南端 DTの温度計は26度を指している(あまりあてにならないが)。身に感じ取れるほど暖かい。


 足摺岬を出てすぐあるスタンドでピットイン


道の駅 

 案の定宇和島を越した辺りから56号は大渋滞である。この辺は抜け道がないので尚更である。ここは仕方が無いので、バイクの利点であるすり抜けを行う。時には歩道を乗り上げることもあり、非常に心が痛む。原付と思えば気が楽にはなるが・・・



 やっとこ宇和島通過。ここらで夕食。とはいえコンビニ弁当の素食事である。それと足周りあたりからの異音に気づいた。ドライブチェーンのオイルが乾き、
スプロケもチェーンもメッキを施したかのようにピッカピカになり焼きつき寸前であった。DTやCBR125には250クラスにも使われる428のシールチェーンが使用されているとはいえ、さすがに連続700kmともなるとちとしんどいようである。ちょうどホームセンタがあったのでチェーンオイルを買って、緊急整備を行った。


 明浜方面の378号は避ける。相当距離は稼げるが道が極めて狭い上に曲がりくねっている。さらにじもてぃーの生活路であるがゆえに1台でも先頭に車が居てつまれば、まず24Hで一周することは不可能となるであろう。たとえ深夜であってもここは漁師町であり活動が遅くもあり早くもある。急なとびだしや、ロードコンディションの悪さなどもあり結構危険だ。

現時17:05 なんやかんやでメロデーラインへ。原発資料館のきらら館で小休憩。直前の道路ではスピードの取り締まりがよくあるので注意。


現時17:40 三崎港 思ったよりも近い。この時点で家までの逆算で予想走行距離を計算すれば、若干1000kmに満たない。これなら地元近くを走り回って距離を稼ぐよりかは、この先の岬近くまで走行して距離を稼いだ方がよいだろうということになった。
 日没ギリギリに三崎到着

34690km(769km)
残り6時間12分

 ただここから先は未知なためロードコンディションやらは不明だった。


 道路は1車線で狭く、途中でやたら煽ってくるアホグルマも出るわで結構走りにくい。さすがに頭にきてこっちもフルブレーキングで逆煽り返し(一種の捨身の戦法)。疲れもピークにあり、だんだんどうでもよくなってくる。ちっとしたことで脳が暴走しそうになってくる。恐ろしいことに、多少ブツケてもよさそうに思えてくるのだ。ここまで疲れがたまると過激になってくることに気づく我々※1。
 さらにこの辺夜だとやたら迷いやすい。とまあ無事到着。

18:10 佐田岬

 岬遊歩道口に到着 ここから先は歩いてしか行けない。事実上の乗り物で行けるギリギリの場所である。一応3大岬はクリヤ。写真だけ撮ってさっさと帰還する。

 長浜でラーメンを食べる予定だったが、店が見つからないので気合で乗り切る。

 松山に入ったのが20時過ぎだったと思う。思っていたよりも昼間のような混雑はなく、流れも良い。

 北条に入りピットイン。もうここまでくれば帰ったと同様。飯も面倒なので食わない。


 しまなみ海道の入り口「糸山公園」で最後の写真撮影

 アングルを見てもわかるが、気分はもうどうでもよくなっている。まさに極限の疲れ。

 残り2時間をきった。これならいけそう

 自己リスクマネージメントの働きかけで、西条からは事実上のMAX60kの安全運転。これでも少し時間が余りそう。

23:10 帰還

 無事帰還 総走行距離1018km 所要時間23時間40分 あと36分残っていたが、1000kmオーバー達成ということでおしまい。


 恐ろしい程疲れてはいるのだが、不思議と眠たくない。単車から降りてもまだ走っているような感覚が残る。これは一種の乗り物酔いである。

結論 四国はやっぱ1000km以上ある。少々無理をすれば原付(二種)でも1日まるまる走れば走破できる。体力のある若いうちにやっておこう。自分らも久々にやったものだから、後1カ月くらい体調がおかしかった。


※1 こういう状況で心身が極限の状態で追い討ちをかけられるといったストレスは、うつ病などの精神疾患を誘発することがあるので、心身が不安定な時の耐久ツーリングはあらゆる危険が伴うことを十分に理解の上行って欲しい(これはまじめな話)。

まとめ
 恐ろしい程疲れた(爆)が、タイムマップを上手く計算していたおかげで、無駄なく走行できた。不思議なことにあまり眠たくならなかった。これは腹が減る前に食事を取っていたことや、程よい寒さがアドバンテージとなったと思う。
 また今までとは逆の時計回りコースだったこと(新鮮味を付けて走るのを飽きさせないことも重要)、時間帯を上手く選んだことも大きなポイントだと思える。
 時間帯によってスタンドが全く開いていない個所がある。25km/Lくらいの燃費であれば最低10L容量のタンクは欲しいところだ。それでも運悪くガス欠にならないためにもこまめに入れる方がベター。

せっかくなんで、道路状況を説明しよう。

お四国マップ
赤:渋滞・ストップ&ゴーが多い個所 緑:通常ルート 青:快速・走ってて楽しいと思える道路 黄色:24H耐久では通らない方がよいルート

県庁所在地周辺は何処も昼間は混むので、なるべく昼間は避けたい。
1: 昼間は大渋滞 特に製紙会社関連のトラック出入りが多いので、川之江〜三島は昼間(特に普段日)の通行は避けたい。
2: 高松市内は信号にはひかかったものの、深夜はさほど流れは悪くない。もち昼間はダメ。
3: 徳島市内も夜間だったためか、信号以外はノンストップ。昼間でも周辺11号は60km/hフルスペック規制なため流れは良い方。
4: 丁度朝だったためか、南国辺りから流れが悪かった。
5: 宇和島・その周辺は避けようのない渋滞地帯(56号しか道がない)。夜間なら問題ないが、昼間なら確実に混む。
6: 松山は夜間だったのか20時くらいでも流れは良かった。もちろん昼間はダメだ。



1: 西条〜三島間は11号か海沿いの産業道路(13号)のどちらかであるが、トータル的に産業道路の方が走りやすい(深夜の場合)。2006年に東予有料道路が無料開放されたため、どちらかと言えば3年前よりかは交通量はUPした。この有料道路は原付(〜125cc)は50円と格安で通れたため、無料開放化は原付乗りにとってはあまりありがたい話ではなかった。
2: 香川の産業道路であるさぬき浜海道は、信号は多いものの比較的流れは良い。有料道路と直結しているので、耐久ツーにはよいかと。
3: 鳴門スカイラインは走りごたえあり。時間は11号を行くよりもかかるが、見所や走り攻めたいならおすすめ。
4: 海南町〜室戸までは昼間も夜間も超快速ルート。
5: 高知市内を避けて須崎入りしたいなら、横浪スカイラインへ。ただ夜間は避けた方がよいかも。
6: 須崎〜中村間も流れは良い。
7: 四万十〜土佐清水も快適
8: 土佐清水〜宿毛辺りまで快速
9: メロディーラインは取り締まり注意。きらら館前は特に注意。それ以降は比較的快速。



1: 高知市内は昼間なら通らない方が良いが、深夜なら問題はない。深夜に走行するなら市内か南国あたりで燃料を補給しておきたい。
2: 南阿波サンラインなどの海岸ルートは、ワインディングの連続になるので24H耐久では走行をオススメしない。
3: 詫間の庄内半島は道が狭く生活道路になっているので、ツーリングルート自体にオススメしない。
4: 378号は狭い上に生活道・ワインディングの嵐・飛び出しなど・・・とにかく24H耐久ではオススメしない。

※阿南(徳島)〜南国(高知)間は24Hのスタンドがなかったので、深夜の走行時(0時〜6時)は燃料に要注意! もしCRM80でこの区間を深夜走るなら予備缶携行は必須。


 四国でまともに楽しく走れるかなという所は徳島の一部や高知くらいだと痛感。瀬戸内側はしまなみを除けば絶望。愛媛でストレスなく走りたいのであればヤマに行くしかない。香川もヤマの方に追いやられる。やっぱ四国の最後の楽園といえば高知となる。足摺の方に行けば沖縄のような南国気分が味わえるし、なにより温暖である。清流四万十もあり川沿いもヤマも楽しめる。山・川・海全てのステージが楽しいのは高知ならではだろう。

 24Hツーリングは事実上24H走るため、夜が明ける瞬間や暮れる瞬間を目の当たりにしながら走行することになります。これは妙な感動があります。


実はこの1週間前にゴヅラさんがXR100モタードで24H以内に四国一周を完走していた・・・。氏曰く「総走行時間22時間44分、総走行距離939.2km(メーター読み)ついでに1000kmにもチャレンジしましたが途中でガス欠になってしまい991km止まりでした。」とのこと。あのそ相当キツイおケツポジションのXR100で四国一周24H以内を実現している。しかも一周した後も1000kmオーバーするために地元をグルグル回っていたそうです(爆)。XR100モタードのオドメーターは、以前DTやCBR、CBXなどと並行して測定した結果5〜10%くらい少なく表示されるので、実際は1000km超えていると言えるでしょう。かなりのツアモンですな。しかしその
後1週間くらい体がおかしかったそう(ほぼ納得)です。

 5年間「えれきてる」コンテンツのご愛読誠にありがとうございました。これをもって「えれきてる」の最終コンテンツとさせていただきます。


次なるステージは・・・

 とはいえ原付二種でもいいんですが、年相応の体力(持久力)の低下や時間的余裕も減少してきている今日この頃。さすがに原付二種だけでは、短期間での四国外遠征はちと困難になってきました。そこで下の
サブ機を導入。

 見かけと排気量は大柄ですがあくまでサブ機であります(爆)。極端に大きいのでこれまでのように気軽に乗れません。車庫の裏口から出入りできないので、道路に出るには家の車を全て出さなくてはなりません。そんなわけで遠征メインのサブ機というわけです。(写真は750なので大型自動二輪免許が要ります)。最高のオールラウンドな超長距離ツーリング性能を追及した結果コレに決定!(爆)未開拓の東への遠征はコレで。これからは高速を使った遠征も考慮する必要がでてきました。

さあ次のステージは東の国である。

今後の予定 テーマは「昭和」
◎懐かしのコスモス発掘隊発足!! ボックス式の現役コスモスを探せ
◎瓶入りドリンクを求めて・・・京都にいろいろあるとか。
◎コアな食堂探検・・・高知にいろいろあるとか。
など計画中
 

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