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テールランプのLED化

2001年12月報告
 DT50はあまりにもヘッドライトが暗かったため、koitoの6V30Wのハロゲン式のバルブに交換した。このバルブはノーマルより5W増しであるから元々原付であるDT50のジェネレーターでドライブ出来るか心配だったが、その心配どうりブレーキをふむと暗くなってしまう。どうもテールランプとブレーキランプが同時に点くと供給が追いつかないみたい。そして、最近になって尾灯が切れてしまった。そこで少電力、半永久寿命のLED化を考案したわけである。サービスデータを見ればなんと尾灯は5.3W、ブレーキ灯は17Wもあった。つまりブレーキを踏むと3A近くも流れていたのだ。LED化することでヘッドライトの5W増し分ぐらいは余裕で還元できそう。

 DT50は6Vであるから消費電流は12V車より多くなる。それゆえ配線も太めになっている。5W増しで0.85A増しということである。本来はハイワッテージ化したら、配線も大きくしなくてはならないがDT50の場合0.85A増しても配線が熱くなったり、過熱したりという問題は発生しなかった。安全率が高いのだろうか。私の場合配線はノーマルのままにしてある。また昼間はスイッチでOFFにしている。こうすればバルブが長持ちし、エンジンに負荷が軽減できるのでパワーを損なわず走れる。

 DT50などに使われている6Vと、CRM50などの12Vでは、同じワット数であるにもかかわらず12Vの方が明るい。これは6Vの方が電流が12Vの2倍流れることになり、発熱や伝送ロスによる損失が大きくなるのが原因だと思う。導体は発熱すると抵抗値が上昇する。
 
左はノーマル球で右が小糸の6V30Wハロゲン球の箱。6Vの30W球は珍しい。某ホームセンターで1400円だった。
LED
LEDはLight Emitting Diodeの略で極めて少ない電流で点灯させることができ、とにかく長寿命であるからパイロットランプやバックライトとしてさまざまな所で使用されている。今回は日亜化学の最先端の白色LEDを採用してライセンス灯の改善も図る。
左がライセンス灯用に日亜化学の白色LED、右がストップ灯用に汎用赤色LED。
 
こんな感じに仕上がった。写真はDT50に組み込んだ状態
 レンズカバーを付けるとLED化したのが全く分からなくなった。だから回路基板は多少大雑把になっても大丈夫。ブレーキ灯はバッテリーラインであるので問題ないが、ライセンス灯と尾灯はエンジンを回すことで得られる発電で点灯する。よってライセンス灯はACであるので、整流してやる必要があるが、自分の場合そのままにしてある(今のところ切れたりはしていない)。LEDによっては規定以上の逆方向電圧がかかると、すぐに破損するモノもあるので注意が必要だ。ACの場合半サイクルでOFFになるので、ブレーキ灯よりも尾灯は暗くなった。

 DTのレンズカバーだと、元々電球用に設計されているので、夏場の炎天下では点いているのかどうか確認し辛い。なるべく輝度が大きいLEDを選びたい。LEDの設置角度もさまざまな方向にセッティングしたいところである。
 
暗闇なら十分に確認できる輝度が得られた。
 今回の赤色LEDは約500mcdぐらいの輝度のものを使用した為、明るさを稼ぐのに18個も必要になったが、現在は4000mcdを越える超高輝度のLEDもあるので、そちらを利用すれば4個ぐらいで十分対応できる。

 このカスタムを行った当時のLEDは、頑張っても30000mcd程度だった。しかし21世紀になり1.25Wや5Wクラスの高出力LED(ラクシオン)も登場しており、こちらを使用すれば1発で十分明るい。1.25Wの方は100000mcdを軽く超えるという。5Wだと・・・。ただし非常に高価である上に、発熱するので放熱対策も必要になる。
Lumileds製 ラクシオン・スター5W
 ラクシオンは2004年1月現在、日亜のLEDを凌ぐような勢いで成長してきている。ランタイムや発色の固有差など、まだまだ問題は残されているものの、自動車のヘッドライトや部屋の灯りなど、ある程度の明るさが必要な分野用途に有力な可能性を秘めたLEDである。1.25Wの方は大分安定してきているという。5Wタイプは正しく動作させるのに6V以上必要で、6VのDT50に使用するには無理があると思われる。



 このカスタムにより消費電流は300mAぐらいで本来の1/10にも。切れない安心感と低消費電流の大きなメリットが期待できる。その後ウインカーもLED化してみた。その報告はこちら

最終修正 2004.2


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