エイプ100 スピードメータを交換

2004年1月25日 オドメータが10万キロ対応のモノに交換
 エイプのノーマルメーターって、フルスケールで95km/h。自分の場合、エイプで攻めることはあまりないので、別にこれはいいのだが、オドメーターが1万キロで一周してしまう。つまり最大で9999.9kmまでとなる。自分の場合一度に乗る距離が普通に100km、200km・・・と、ロングツーリングユースなので、あっという間にメーターが一周してしまうのだ。
 これだと今後何周するかわからないうえに、1万キロ毎に「0km」に戻るのはどうも愛着がわかないというか、今までの旅を刻み込み損ねた感じがしてしまう。そこで10万キロでオドメータが一周のモノに交換することにした。これでDT50の時のように乗るのが益々楽しくなるだろう。

 メーターはアナログ式、ノーマルライトのケースが使用できる、オドメータが総距離10キロ対応という、この3点を重視して探して見た結果、
 
武川製 Blue LED meter        ブルーのLEDバックライトが美しい
 ↑武川のLEDメーターがピッタリだった。アナログ式でノーマルライトのケースが使用できるものは多く存在するものの、オドメーターが10万キロ対応のものが殆どなかった。LCDメーターなら対応しているのだが、自分的にはスピードメーターはアナログの方がいい。
 2003年になってようやく、上のような10万キロのオドメータが付いたモノが登場したというわけだ。スピードスケールは最大140km/hで、DT125Rのノーマルメーターと同じ最大スケール。ノーマルのエイプ100で、このスピードはまず出ないとは思うが・・・。でもノーマルの95km/hスケールでは少々足りないかな。少し吸気系統をいじればオーバーしそう。このメーターの価格は7500円と、メーターシリーズの中でもかなりリーズナブルな分類に入ると思う。これは武川製 品番09-01-0046で、12Vのモンキーやゴリラにも使える。
 試しにLEDのバックライトを電源装置につないで光らせてみた。パネル全体がブルーに輝き、幻想的なムードを与える。球切れの心配もないので安心。出来栄えはやっぱりアフターパーツ。ディティールまでの造り込みが違う。純正のメーターは5350円(2003時点)なので、機能面や視覚性から見ても、このメーターのCPは非常に良いと思う。

で、購入して付けてしまえば、はいおしまい・・・では、ただの素人カスタム。


それ相応のメーターに換えると、より一層バイクに乗るのが楽しくなるものである。
しかし・・・、スピードメーターを交換すると、前のメーターに刻み込んだ積算距離はそのままになってしまう。LCD方式なら設定できるモノもあるかもしれないが、このメーターは初期設定はできないので、当然0kmからスタートすることになる。ツーリングユーザーなら、今まで刻み込んだ距離を、新しい方のメーターに移植するというか、交換するまでに稼いできた距離からスタートしたいという考えもあることだろう。
 現在自分のエイプは、ノーマルメーターで約8000km程距離を稼いでいるので、新しいメータに交換してオドメータが8000kmからスタートできれば理想的である。何とか設定する方法を考えてみた。

◎分解してオドメーターを進める・・・このメーターの機構部は分解できなかった。よって×。
◎気合でフロントタイヤを回す・・・タイヤを回す装置が無いと無理。非現実的で×。
◎メータを巻き進ませる装置を作る・・・高専を出ているならやっぱ自作かな。多分○。

 で、身近なジャンクパーツを使って、下のような「オドメーター早送り装置」を試行錯誤して作成してみた。高専ならロボコン。在学時に培った相撲ロボット作成などをヒントに、昔よく遊んだミニ四駆なんかのパーツを使えないか?・・・などをいろいろ考えてみたが、一発目は大失敗。↓

一発目 マブチモーターで直接回してみる
 ↑あらかじめに結論を言うと×。モーターの軸とメータワイヤ取り付け部の■部とのカップリングに、割り箸を削ったものを、タイヤのムシゴムで連結してみた。一応回るが、動力をギヤもかまさすに1:1の減速比で回すには、モーターにトルクがないし、回転が速すぎてメーターを壊しかねない。ムシゴムも非常に軟で、剛性が足りなく巻き付いてしまう。それに割り箸をぶれなく削る必要がある。言うなれば非常に不安定。
 これは機械屋の発想としては、かなりいかん(笑)。

で二発目は
 
二発目 カセットデッキのモーターとプーリーを使ってみる
 ↑結論は大成功で○。手元にある部品だけで、簡単な装置を作成してみた。もう既に使わなくなった8トラのカラオケのジャンクから、モーターとプーリーを取り出しだ。メーターワイヤ取り付け部の■部の軸は、やっぱり割り箸を削って作るしかなかった。軸はぶれが大きいと偏心を起こす。軸を作るのに3度くらい施行錯誤したら、なんとか作成できた。駆動系が動力源に対して、同軸結合やギヤ結合でないので、多少回転にブレがあっても大丈夫だ。プーリーは大きさは1:2の減速比は0.5としたが、プーリーの径が大きいので、弾み車の役目も兼ねたのか、回り出せば1:1でもOKだった。土台はいつものタカチのケースを使っている。プーリーを使うことで、やっと機械屋っぽくなってきたでしょ(笑)
 回転の調節は可変式の電源装置で行う。DCモーターの回転数は、基本的に加圧した電圧に比例する。今回の計画上、出力電圧が自由に可変できて、電流容量に余裕がある電源が欲しい。自分は去年作成したスイッチング式のマルチDC電源を使ってみた。
 また、回転方向が逆の場合、メーターは動かない。昔のメーターは、逆に回すと減算していくモノがあった。しかし過去に、中古業者などが、オドメーターを巻き戻して走行距離を偽ることが問題になったことがある。そんな理由で現在は、逆方向に回転させても動作しない、もしくは逆方向に回しても絶対値表示されるような機構に改善されているというわけなんだ。
 注意としては、メーターを上に向けた状態で行うこと。内部機構を磨耗させる恐れがあるからである。それと偶然今回は上手くいっただけかもしれないので、メーターを破損させる可能性も十分にあります。行う時は自己責任でやりましょう。こちらは一切責任を負いません。

 今回の装置は、身近にあったパーツを使ったので、製作費用は一切かかっていない。手元に転がっていた部品だけで成功したので大満足。田宮のプラモパーツなどをうまく組み合わせれば、もっと簡単に安定したモノを作成できるかもしれない。
←今回使用したパーツはこれから拝借
↑ハードオフで500円で購入した8トラ※やカセットがかかるカラオケ(DONDONスーパーワイド←名前がエンブレムになっている所がいかにも昔っぽい)。パソコンを中心にしたオーディオであるMP3などが主流になってしまった最近は、埃をかぶらせていた。大きくて場所を取るので、必要なものを取ったら、薪にする予定。型が古いので、筐体は木でできているのだ。
※8トラ・・・8トラックテープの略称。LDやVHDといったビデオディスクなどが登場するまでは、カラオケと言えば、これが主流だった。テープでは異例のトラック選曲ができたことがウケた。21世紀の現在でも愛用しているオーディオファンも少数いるらしい。

さて本題に戻そう。
早く取り付けたいのを我慢し、とにかく待つ
 仮に時速100kmの指針位置になるように、一定速度で回転させたとして10000km稼ぐには、単純に計算しても4日くらいかかることになる。今回は使用したモーターの特性上、65km/hの指針位置での回転が限界であった。それ以上速度を上げる(=電圧を上げる)とモーターが焼けてしまうし、回転のブレが大きくなりかなり不安定になってきた。8000kmまで回すには5日程かかることになる。まあこれはのんびり待とう。

4日目突入
←もうちょいで、7000km
↑開始して4日目でやっとこさ7000kmに到達。途中から減速比を1:1にして指針位置を100km/h以上に設定した。やっぱりじれったくなるもんだ(爆)

←元のメーターは正確に言えば7987kmだった。

 残り1000kmをきった辺りからは慎重に監視しよう。自分の場合、30km程進ませ過ぎた。まあその分換える前のメーターで、今回進ませ過ぎた分を走ればいいのだけれどね。



 エイプ100のメーカーであるホンダが、最初から10万kmで一周のメータを付けていたなら、交換することはなかっただろう。買った時もそうだけれど、100ccクラスのバイクで、1万kmで一周のメーターはないやろーと思った。もし乗り潰すことが前提なら、新車で購入した時点で乗り出す前に、思い切ってメーターを交換した方が、こんなに手間はかからないと思う。

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