エイプ100にバッテリーを積もう!

配線をしてみよう
 2003年11月15日、新品のバッテリーも手に入ったので、ここで配線をしてみることにした。前回はバッテリーを搭載すべく、バッテリー搭載用のボックスとそれの取り付けの報告をしたが、配線までは行っていなかった。

 現時点では手元にエイプのサービスマニュアルがなかったので、さまざまなページを徘徊してみて、かなり有力なサイトを見つけました。それがhakamata様が運営されているはなさか先生3です。こちらはエイプのカスタム記やスズキのkeiのカスタム記などが充実しており、非常に参考になります。今回の内容のほとんどが、こちらで紹介されている内容の受け売りです。

 
今回必要な物 一例
 ↑今回必要な物は、12Vバッテリー(サイズは自作したボックスに入る物)・カプラーに付属の端子・平形端子・ヒューズボックス・配線コネクター・キボシ端子・配線コードなどです。

◎レギュレータとバッテリーの接続
 
まず、レクチファイヤーの配線から行った
 ↑エイプのレギュレート・レクチファイヤーには、バッテリーを搭載接続できる端子が余っています。これは他のバッテリー搭載の車種にも共用で使われているからです。
 これのカプラーに1と2の線を追加します。汎用の2極のカプラーを用意し、それに付属してある平形端子を使用します。(普通の平形端子では爪が付いていないので、抜けてしまう)
 で、1番(黄色線)はバッテリーの+に接続し、2番(赤色線)はレクチファイヤの充電端子から、ジェネレータの出力に接続します(下の写真を参考)。バッテリーとレクチファイヤーの間に、安全のためにヒューズを入れておきます。使用する電流の1.5倍くらいの値でよいと思います。自分は手元にあったガラス管ヒューズを使いました。配線も使用する電流量よりも大きい物ならOKですが、余裕を見込んでなるべく大きい物が良いでしょう。被覆は振動に耐えることが必要なので、耐振性のある「車用」を使用します。

※ここではレギュレータとかレギュレート・レクチファイヤーなどと書いていますが、いずれも同一の物ことを言っています。発電機で得られるのはAC電圧で、回転数が大きくなると電圧も上昇します。このままだと電圧が不安定であり、エンジンを回しすぎると、電球などが切れてしまいます。そんな発電機で得られるAC電気を整流し、また一定電圧以上(例えばバイクなら12V・6V以上)にないようにするデバイスのことです。
 
ジェネレータからレクチファイヤまでの配線
 ↑ジェネレータ(オルタネータ)から来ている線を辿って、サイドカバーを外せば、コネクターが見つかる。その内の白いコネクターに繋がっている3本の線の中で、白黄色の線があるので、これからレクチファイヤまで接続する。この時配線コネクターを使うと手間がかかりません。左の写真の赤いのがそれです。コードの被服の上から挟むだけで接続できます。赤色の線は、レクチファイヤーに繋がっている2番の線となります。

◎キースイッチの加工

キースイッチを取り外そう
 ↑キースイッチをエイプから取り外します。このキースイッチは爪が付いているので、そのままでは引き抜けないようになっています。そこで、まずライトのレンズを外して、内側から爪を押さえて引き抜きます。
 
2本線を追加する
 ↑キースイッチには、バッテリーからの電流を、連動してON・OFFできる回路が付いています。この極に線を追加します。batt極にバッテリーからの電気(+極)を、IG極には接続したい電装の+側を接続するようにします。キースイッチの極は、はんだが乗りにくいので、ヤスリで傷を付けたり、ペーストを付けると作業が楽になります。またキースイッチはプラスチックなので、素早くはんだ付けする必要があります。
 自分の場合、0.75スケアの線を使い、パワーリレーを介して電装に接続するようにしました。このキースイッチは何Aまで使用できるか、今のところ不明です。

◎パワーリレーの作成

手持ちの組み込み用のリレーを利用した
 ↑エイプのキースイッチでは、何Aまで耐えられるのか不明なので、パワーリレーを使うことにしました。車用のパワーリレーも市販されていますが、自分は手持ちの一般機器組み込み用のリレーを使用しました。ついでに、ヒューズが切れた時、ユーザーに知らせる回路も組んでみました。リレーと回路をアルミケースに収めています。リレーはコイルが12V・コンタクトが125V10Aの松下の物です。以前大阪の日本橋で150円で叩き売りされていました。ケース内にも振動対策として1mmのブチルゴムシートと、厚手の粘着シートを敷いて固定しています。

◎配線類の処理・配置

シート下に集中して配置した
 ↑パワーリレーやヒューズボックスは、シート下のスペースに配置しました。レクチファイヤーの隣にもスペースがあるが、ここに自作した盗難予防装置を設置しようと考えているので、空けてある。
 ガラス管用のヒューズボックスは振動で蓋が開いて、ショートすると危険なので、タイラップで開かないようにしている。フロントからのラインは、熱や振動対策として、ケーブルホルダーに通している。拡張用に黒と赤のラインを2本も追加してホルダーを通して、フロントとシート下までバイパスしてみた。
 小電流の電装なら、直接キースイッチに繋いでもOKですが、数Aも消費するような電装の場合は、バッテリーパワーリレー電装というふうに接続するようにします。リレーのコイルの電源をキースイッチから取るようにすれば、キースイッチと連動して動作します。

◎ウインカーをバッテリー駆動に
 
前後交互点滅→同時点滅へ改良              DT125Rのリレーを流用
 ↑発電が追いつかないのか、ブレーキを踏みつつ、ウインカーを点灯させると、ヘッドライトの光量が落ちます。そこで自分は、ウインカーをバッテリー駆動にすることにしました。それに増してエイプやCRM80のウインカーは、発電容量の関係から、前後交互点滅仕様になっています。バッテリー駆動にする場合、あまりメリットがないので、DTなどと同じように前後同時点滅に改良しました。
 ウインカーリレーのコネクタを見ると、灰色の同じ色の線が2本付いているので、コネクターを切り取り、それら二つを一つにまとめてしまいます。はんだ付けして、熱収縮チューブを二重に重ねて絶縁しています。また黒色の線はレクチファイヤで整流されたままの電気(完全にDCではない電気)が来ているので、それは使わずに、上で付けたパワーリレーから引くようにしました。これでバッテリーの電気を使うことができます。
 ウインカーリレーはDT125Rに付いていたものを使用しました。これで前後同時点滅させることができます。接続するコネクターは専用の物が無かったので、平形端子のメス側を使ってリレーを接続しました。

◎ハザードに対応
その後、DT50でかなり好評を得たLEDウインカーのドライバーを作成し、エイプに搭載することで、ハザード点灯にも対応しました。

 
ハザード点灯にも対応させる
これで、ランプをLEDにしたり、W数の少ない電球に交換できることなど、自由度が大きくなりました。ツーリング仕様の場合、ハザードが出せるのは非常にありがたい。

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