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HONDA Ape100

2003年8月20日購入
 
エイプ100
購入の経緯
 今までDT50→XRバハ→CRM80→DT125Rと今まで4台のバイクを乗り継いできた。維持費の問題でバハからDT125Rに格下げし、さらにサブ機として、一番始めに購入したDT50を使用していた。これは程好いサイズで、チョイ乗りや、下宿先の狭い自転車置き場にも置けるし、80km/hくらいは余裕で出るので、そこそこパワーもあるベストな単車であった。

 ところがDT50は68000kmを超えた頃から、やたら機関がグズリ始めた。乗る度に点検と修理が絶えなくなり、70000kmオーダーに載った夏休み始め、実家に帰る途中、エンジンが吹けあがらなくなってきた。スロットルを開けると、失速し、上り坂になると20km/hがやっと出るくらいまでに衰えた。平地では何とか40km/h前後は出るものの、スロットルを煽ると、エンジンが止まりそうになる。
 始めは修理しようかとも考えたが、エンジンだけでなく、他の個所もかなりガタがきており、次々と連鎖反応のごとく、修理を余儀なくされそうであるし、良い程度の中古車が買えそうなくらい費用がかかりそうなので、ここで思い切って乗り換えることにした。
何故Ape100なのか
 まず自分が求めているクラスは、DT50に並んで小型であることと、125cc以下の原付二種であることが大前提である。ましてこのクラスは年々減ってきており、新車で買うとなるとかなり限られてくる。またオフロードも走る自分は、オフの要素も必要である。さらに今回は4STにしたい。

 ●50cc〜125cc以下のオフロードバイク新車・・・・・新車で買うとなると極めて難しい。排ガス規制で全滅している。
 ●50cc〜125cc以下のオフロードバイク中古・・・・・2STは比較的多いが、4STは極めて少ない。またあっても250cc並に大柄である。
 ●50cc〜125cc以下の逆輸入コンペ用オフ車・・・・・公道仕様にするには車体価格の1.5倍くらいになりそう。
 ●50cc〜125cc以下のバイク新車・・・・・気になっていたCB125TやCBX125なども既に絶版車に。あるのはホンダのカブやヤマハのメイトなどの商用機がほとんど。またカワサキのエリミ125も気になっていたが、サイズや維持費から却下。KSR110は遠心クラッチであり、頭から却下。
 ●50cc〜125cc以下のバイク中古・・・・・ある時と、ない時とが極端にわかれる。ある時はジャンジャカあるのに、実際買うときになるとめぼしいものがなかったりする。
 ●50cc未満の原付一種・・・・・ホンダのマグナ50やモンキー、ヤマハのRZ50など購買意欲を掻き立てる車種が多いが、原付二種にするまでに費用がかかりそう。

 というわけで、小型で、オフも走れて、4STで50cc以上125cc以下となると、非常に選択の幅が狭いわけであり、候補は中古のXLR80か、新車のApe100になってしまい、XLR80はアフターパーツの欠品も多く、また中古車であっても高価な場合が多いので却下。よって残るエイプ100となるわけである。タイヤ交換を除いては、維持費も格安であるし、燃費の良さ、手頃なサイズ、そこそこパワーもある…と自分に合っていると思うわけである。

 新車価格は249000円(外税)であるが、ショップが3万円値引きしてくれたのと、登録や保険の書き換えを自分で行ったので、かなり安く上がった。DT50の保険は5年間加入していたので、まだまだ2年以上継続できた。自賠責保険が少々値上がりしているのに気づいた。しかしバハ以来の4STであるので、パワー感もそれなりだろうと思っていたのだが、車体が小さく車重も軽いエイプ100は、十分満足のいく標準性能であった。
エイプ100とは
 エイプはXR80Rをベースとしており、フレームなど共通な部分が多い。縦型のエンジンを搭載しており、バイクらしいスタイルとなっている。またエイプ100は、レーサーモデルであるXR100のエンジンそのものが使用されているので、ちょっとした加工やキャブ調整で本来の9.8PSを取り戻すことも可能である。データ値として7PSとなっているのだが、実は2.8PS分が隠されているわけである。
 ベースがオフ車であるので、オンロード向けながら、オフロード走行も得意らしい。さまざまなアフターパーツが用意されているので、バリバリのオンロード仕様から、トラッカー仕様、オフロード仕様というように、自分好みにカスタムすることも可能である。まさに育てるバイクである。

 ホンダのエイプは50ccと100ccがある。当初は50ccのみであり、ボアアップして黄色ナンバーを取得して、原付一種から脱出しようとするライダーもいたが、約1年後100ccのエンジンを積んだApe100が登場してしまった。ボアアップを前提に考えているライダーは、当然100ccの方を選ぶ分けだが、さらに言うと100ccバージョンは2人乗りが可能である。またフレームも強化されているので、小型二輪免許以上を持っている方は、ほとんどこちらを選ぶはずである。
カタログスペック
機能性
 
XR100と同様のエンジン                     メーター周辺

 
ハンドルロック          30Wのヘッドライト
 ↑エンジンはXR100と同じものが採用されているだけに、粘り強い走破が期待できる。耐久性も抜群である。オイル容量は1Lで、バイク用オイル缶1本でOK!燃費も非常に良い。
 メーター周りは、ニュートラルとハイビームのインジケータが付いている。しかしニュートラルのランプもエンジンが始動していないと、光らないので、あまり意味が無い感じがする。スピードメーターは最大95km/hまで測定可能。オドメータは4桁の9999kmまで。
 ハンドルロックは、タンクの下付近にあり、無いよりはまし。必ずかけるようにしよう。
 ヘッドライトは30Wのスタンレー球が使用されている。DT50とは比較にならない程明るい。ただし、レンズは樹脂製である。バッテリーレスであるし、ダイナモ連動なので、アイドリング時はちらつきながら暗くなる。
エイプの音!!
ザッ排気音・・・・・ノーマルマフラー、15cm付近で録音した音です。sf8kHz・8bit・mono データサイズ約240kB
エンジン音・・・・・少し煽り気味、15cm付近で録音した音です。sf8kHz・8bit・mono データサイズ約200kB


APE100の自己評価
良い所 悪い所
●小柄で、とりまわしが非常に楽である点
●意外と明るい30W12Vのヘッドライト
●XR100と同様の4ST単気筒エンジンでパワフルな点
●4STの心地良い振動と、粘りの良さに優れている点
●シンプルなのでメンテナンス性が優れている点
●オイル交換も市販の1L缶丁度一本でOKな点
●多くのアフターパーツが用意されている点
●このサイズで2人乗りが可能な点
●荷台を付ければ、意外と荷物が積めるので、ロングツーリングもできる点
●非常に燃費が良い点(慣らし中ですが40km/Lは上回る)
●出力は7PSだが、XR100の9.8PSの性能が封印されているので、パワーが足りないと思えば、簡単に封印を解くことができる点
●小型過ぎる所もあり、相手に気づかれないことがある点
●オドメーターが4桁(9999)までしかない点
●フロントフェンダーが役に立っていない。よって地面が湿っているだけでライダーはビッショリ。ノーマルでは天候が悪い日は乗れない。
●タイヤ径が小さい分、オフロードでのギャップの通過は強烈なショックを受ける点
●ツーリングユースには少し心細い、5.5Lの小さなタンク。8Lは欲しかったなあ
●バッテリーレスなので、メンテ性は良いが、ツーリングなどで不便を感じることがある点
●ブレーキがドラム式で、あまり利きが良くない点
●ウインカーのスイッチが、プッシュキャンセル式でない点
●車載工具くらいは付けて欲しかった点
試乗してみての感想と、実用上初期にやっておきたいこと
 乗った感覚としては、以前乗っていたDT50よりも粘りがある。これが2STと4STの違いでもあろう。上り坂でもDTよりも快適に登ることができた。九州ツーリングにおいて、荷物満載で走行したが、ノーマルで平地においては75km/hくらいは余裕で出た。さすがに急な上り坂は辛く60km/hが良いところだった。
 振動も思っていたものとは異なり、非常に心地よい。ただ車体が小さい分、大きなギャップなどの通過時のショックは強烈で、ジーンとライダーに伝わってくる。タイヤも小型なので、オフ車のようにはいかない。


 吸気ポートに付いているインシュレータを取り除く(封印されたパワーを解き覚ます)と、パワーが時速10km/h分くらいアップするので、ツーリング中に外してみた。確かに変わる。荷物満載で平地において85km/hくらいは普通に出るようになった。マフラーの排気口側から、約18cmくらい奥にある仕切り板を、ドリルでφ12くらいの穴を開けると、XR100のエンジンのパワー並に引き出すことができるとのこと。(以前オフロードバイク雑誌「ガルル」に書かれておりました)でも吸気側の鉄板を外すだけでも十分だったので、マフラーはそのままにしてある。
←これを外すだけで、10km/hくらいアップするよ


 またDTよりも車高が低いので、スピード感があるし、足つき性も良いので街乗りにも有効であると思う。サイドバックなどを上手く組み合わせれば、かなりの積載能力はある。ただサイドバックを取り付けると、キックしにくく、始動が億劫になってしまうのは致し方ないことである。
←2003年九州ツーリングにAPEで挑戦、意外と積める。


 天候の悪い日は、はっきり言って乗れたものではない。フロントフェンダーは、地面が湿っていれば、何の役にも立ってくれない。ツーリング中、クリアファイルを切って、急遽延長してみたら若干ましになった。ツーリングユースには、ダウンフェンダー化は必須だろう。自分も100円ショップのホースバンドなどを上手く利用して、ダウンフェンダーにしてみた。
  
↑100円ショップ(ダイソー)で売られている、ホースバンド5cmと、エーモンのステンレス・ステーで、ノーマルのフェンダーをダウンーフェンダーにしてみた。フォークブーツを付けてあるので、ホースバンドは見えなくなる。


 またリヤもマッドガードがないので、ブチルゴムシート(約5mm厚)を切って、自作している。リヤサスを水から保護する意味でも、必ず付けたいところである。フォークブーツも買った時に付けてもらった。キジマ製で3000円である。自分はオフも走るので、泥や飛石などからの保護目的と、ドレスアップ目的に付けてみた。
 
↑雨の日対策は、きちんとやっておこう。

完全に跳ね返りを防ぐならば・・・
←フェンダーを延長するしかない
↑ダウンフェンダーにするだけでは、十分な効果は得られないので、クリアファイルなどを切って、フェンダーを拡張する必要がある。スズキのDFはこのような対策がなされてる。自分の場合、フェンダーの内側に強力な粘着両面テープで、クリアファイルを適当な長さに切って貼り付けている。あまり見栄えは良くないが、実用上やむを得ない。

 エイプには元々から車載工具は付いていない。以前乗っていたバハの車載工具と100円工具を上手く組み合わせて、DT50に付いていた工具ボックスを取り付けた。旅先などで、ちょっとした調整に欠かせない。
←DT50のツールケースをそのまま流用
↑車載工具として、プラグレンチ・8、10、12mmスパナ・+−ドライバを入れてある


 エイプはそのままでは、積載能力は無いに等しい。日常ユースで、コンビニで弁当を買ったり、ちょっとした小物を固定できるようにするために、DT50時代から好評だった100円アミをタンデムシートに取り付けてみた。
←100円アミはサイズ的にもピッタリ
↑カッパなども常時積んでおくことができるだろう。意外と使える100円アミは、ダイソーなどの100円ショップで買えます。


 他は、ヘッドランプを30W→35Wのハロゲンに交換した。これは小糸のランプで、ホームセンターで1500円くらいだった。+α5Wくらいならハイワッテージ化しても、配線が過熱することはなかったので大丈夫だ。やっぱライトは明るい方が良い。工場出荷時は若干下向きにセッティングされているので、光軸を上げてやらないと、光が遠くまで届かず危険だ。


 最小限これだけやっておけば、とりあえず日常では十分対応できるはずである。
総合評価
全体的に言うならば、実用のみ重視で、あまりカスタムしないのなら、エイプは不向きであると言えるでしょう。
 ◎実用重視でも、カスタムをバリバリやる気があるのならば大丈夫です。上で述べた「実用上初期にやっておきたいこと」のような内容を実行できるくらいのスキルとアイディアがあれば、実用上問題ないし、お金もそれほどかかりません。長距離ツーリングから通勤・通学など日常乗るメインバイクとしても十分です。
 ◎ストリートでのチョイ乗り程度なら、カスタムしなくても十分乗れると思います。
 ◎スカチューンといったストリートカスタムをしてみたいという人には、これはピッタリのバイクと言えるでしょう。必要最低限の装備しか付いていないので、非常に手を入れやすいです。
 ◎峠を攻める・少しでも早く走りたい・・・など、走りを極めたい人には、少々モノ足りないかもしれません。ただし、お金がかかっても良いのであれば、それらの欲求を満たすことも可能でしょう。アフターのエンジンパーツや足回りのパーツも数多く存在します。その上に増して、他のバイクの純正パーツの中にも、エイプに無加工で使えるモノが多くあります。

 ◎現在2003年、125cc以下の公道向けの国産オフロードバイクは、事実上新車ではもう存在しないので、オフロードバイク代わりに使いたいという人にもお勧めです。何度も言っているように、エイプ100はXR100ベースなので、パーツを流用することもできるし、ノーマルのままでも、ビンテージ風のオフ車にも見えます。ただどうしてもノーマルであると、走破性は本物のオフ車には劣りますが、林道トレックやフラットダートくらいなら十分走れます。タイヤもKSR50や80のオフロード向けのトレッドパターンのタイヤを使うことができるかもしれません。実はストリートマジック用のML90が使える。オフ寄りのタイヤだ。

オフも走れるApe100
↑道路状況にもよるが、エイプでもダート林道を走ることも可能だ。ダートでも40km/hくらいなら然程怖くない。タイヤの都合上少々滑るのだが、これはこれで面白い。
今後
 エイプはかなりいじれる個所があるので、いろいろやってみたいな。実用かつツーリング仕様にしていくつもりです。今後はバッテリー搭載、ハザード搭載、荷台や5桁のオドメータ付きスピードメータ、タコメータなんかも付けてみたいし、余裕があればエンジンや吸気もいじってみたいなあ。
 その他、マイクロロンやゾイルなどのケミカルチューンもやってみたいところかな。まあいずれね。

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